アクセス100万突破の御礼

おかげさまでこのブログのアクセスも、もうすぐ100万を超えようとしています。誠にありがたく思っております。つきましては、100万ちょうどではなく、1000001番目を踏んだ方に、ほんのお気持ちではございますが、何か進呈いたします。

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レヴィ=ストロース「ブラジルへの郷愁」



世にエッセイや紀行文の類は星の数ほどあるけれど「悲しき熱帯」 くらい優れた読み物として成立しているものとなると、数えるほどしかない。ような気がする。レヴィ=ストロースは、かつて(そして現在でも)西洋人が心の底から思っていて、それを植民地主義やオリエンタリズム などの基となったメンタリティ「西洋人が最も進んでいて優れている」という幻想を打ち壊した。彼は、上から目線ではなく、丁寧に対象──「未開」の非白人──を観察した。そして、その成り立ち、すなわち構造を見た。構造主義だ。それは猛威を振るっていたサルトルの実存主義 をも駆逐し、現代の哲学(価値観と言ったほうが自分の生活に沿うかもしれない)の基礎を築いた。

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