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テリー・イーグルトン「文学とは何か」



文学ということばがあまり好きではない私は文芸ということばを用いている。それは音楽や美術と同じもので、学問領域だとは思っていないから。という私ひとりの信条などは置いといて、一般的に小説や詩や戯曲は文学と呼ばれている。「文学」には、他の文章にはない何かがあるからこそ文学にカテゴライズされる。新聞や雑誌の記事、ブログやSNSの書き込み、メール、そういった普段接する文章と小説とでは、何が違うのか。そもそも文学とは何か。という謎を解き明かしたのが、この20世紀を代表する名著。こういうのは分厚い専門書ばかりだ。しかしこれは1983年刊行と比較的新しいのだけれど、岩波文庫に収録された。日本語訳の単行本が岩波書店から出ていたのだから文庫化されるなら岩波文庫しかありえないのだけれど、最近の岩波文庫は大江健三郎など「岩波現代文庫」のほうがふさわしいのではという気がしないでもないラインナップとなっている。左翼、それも自称「インテリ左翼」の代表格である岩波なので、反日左翼の大江を優遇するのは当然といえば当然だが、それにしてもおかしな流れだ。でも、そんなおかしな流れがあってこそ、1983年刊行の本書も文庫化されたのかもしれないので、こういう普遍的なものだけありがたく享受すればいい。

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