ロラン・バルト『テクスト理論の愉しみ』



著作集第六巻

うららかな午後、大学の教授室でシャンパーニュを飲みながら会話をしているような雰囲気。晦渋な言葉を使わず、かといって凡庸なことを言うわけでもなく、見事にすり抜けるエレガンス。エッセイストとしてのバルトが本領発揮をはじめるスリリングさ。

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1965
セリーヌに関する質問への回答 みんなのものである作家
大衆文化と高級文化 「知識人と大衆文化」をめぐるシンポジウムでの発言
演劇についての証言 ずっとわたしは演劇が大好きだった……
構造主義に関するアンケートへの回答 『イル・サジアットーレ』誌に寄せて
弁証法的なエクリチュール 友人エドガー・モランの著作について
「もしそれがお前でなければ」 ピカール教授とのラシーヌ論争
序文:エマニュエル・プレール 作品展のカタログのために
芸術家と政治に関する質問への回答 大統領選挙に際してのアンケート
ジェイムズ・ボンドに関する質問への回答 完璧ではないヒーロー
修辞学研究 高等研究院における講議の報告

1966
マルト・アルヌー展 ヒエログリフについての展覧会
アラン・ジラーヌ『日記論』 社会学者による日記研究を書評する
序文 J.P.ボーンズ『社会科学の言語の語彙分析』の紹介
修辞学研究(続) 講議の報告
視覚化と言語 オーディオビジュアル言語をめぐるインタビュー

1967
オペラについて ボローニャ市立劇場のために
エドアルド・サングイネッティ フェルトリネッリ社目録のなかで賞賛する
靴下と思想 『百科全書』の靴下製造機
シャネルとクレージュ対決 『マリ・クレール』誌に掲載されたエッセイ
序文 アントワーヌ・ガリアンの小説『木々の緑』
歴史のディスクール研究 講議の報告
『モードの体系』について 『ル・モンド』紙のインタビュー

1968
言語学と文学 『ランガージュ』誌の特集巻頭言
社会、想像力、広告 イタリア語で発表された論文
物語テクストの構造分析:バルザックの『サラジーヌ』 講議の報告
構造主義と記号学 『レットル・フランセーズ』紙のインタビュー
日本:生活術、記号の技術 『イマージュ・エ・ソン』誌のインタビュー

1969
アレハンドロ キューバ画家の個展のパンフレット
書く理由十か条 イタリアの夕刊紙に発表
『寡黙な太陽』 ザグルール・モルシー詩集の書評
文化批判の一例 ヒッピー現象について
物語テクストの構造分析:バルザックの『サラジーヌ』(続) 講議の報告
インタビュー 日本の文芸誌に答える

1970
男性、女性、中性 『S/Z』の最初の草稿
フィリップ・ソレルスへの手紙 『テル・ケル』を支援する
意味の問題性 ICAVでの発表と討論
序文 セガレンの小説を戯曲化した『中国へ逃げる』について
序文 ボルダス百科事典第八巻『人類の文学的冒険』のために
批評と自己批判 『ヌーヴェル・リテレール』紙のインタビュー
空虚な記号でつながれた世界 『トリビューン・ド・ジュネーヴ』紙の取材記事
理論について 『VH101』誌のインタビュー
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