チョココーヒー



先日picoさんが訪れたときにいただいたコーヒー、
そして、建築家のM氏が訪れたときにいただいたチョコレート。


コーヒーの商品名は「ハートにくちづけ」という、360度回転して非常にかっこいいネーミングです。思わずホットロードBANANA FISHでも読みたくなってきます。くさい台詞を顔色ひとつ変えずに言ってのける自信のある私でも、少々ひるんでしまいます。80年代を思い起こすような味なのかと思いきや、とてもまっとうなコーヒーで、不快な成分がまったくない美味しさでした。苦味を感じさせないのに味があります。見事です。日本酒に「ばくはつ娘」という名前のものがありますが、あれも名前とは裏腹に柳腰といいますか、とてもやさしい飲み口です。カップは、拭漆で内側を白く塗ったもの。漆器の白色は、こんな色です。漆が茶色い樹液なので、そこにどれだけ白の色素を混ぜたところで真っ白にはなりません。持ち手は単に接着剤でつけてあるのではなく、何と言うのでしたっけ、あの「ほぞ」みたいなものをかませ、錆地で固く接着してあります。振り回してもだいじょうぶ。外れてくれれば買い換えのふんぎりもつくのでしょうが、毎日使っても、いやになるくらい駄目になりません。こういうのは思いつきで作ってみて、発売するとなると見た目のイメージによる相場観よりも案の定高くなってしまうので、サイトには載せていません。



チョコは、BEL AMERというところのもの。秋の日本の果物を使っていて、フルーツとチョコの組み合わせが大好きな私にとってはとてもうれしいです。イタリアの大理石ペルリーノキャローかセルベジャンテのコントラストを増したようなオレンジ色、まさにマーブル模様が、オレンジピール入りのアーモンドプラリネをコーティングしたプラリネオランジェ。白いのがマロンムースのピエモンテ。菱形の金色をしたものは芋焼酎のガナッシュにバター風味の薩摩芋が入ったサツマ。他にも柿や林檎など、秋を彩る豊かな風味がベルアメールならではの上質なカカオと高度に融合し、類い稀で華麗なるマリアージュを見せ、とかく海外に興味が向かいがちな私たちに日本の秋の豊穣さを再確認させてくれます。という表現は、もちろんフードライターの紋切型への皮肉です。そんな文章とは異なり、しみじみと美味しいです。鼻腔が喜んでいます。小皿は一文字の溜塗。いい感じに色が出てきています。

1980年代といえば、あとは「明日に向かって○○!」というのも常套句でしたね。
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コメント

not subject

picoさんありがとうございました。
チョコと一緒にいただいたのはこのときだけで、
ふだんはコーヒーだけを味わっていますよ。
ミルを持っていないので、粉でありがたかったです。
オレンジピールとチョコの組み合わせは最高ですね。

not subject

こんにちは。
kotaさんが、違いのわかるおひとでよかったです。
豆と粉と悩みつつ粉にしてしまいました。
豆のがよかったのかもしれませんね。
チョコレートとご一緒に飲まれるのならば、
「静かな夜」か「ストロングブレンド」をお持ちすればよかったですね。
チョコ、おいしそう!!!
プラリネオランジェ、大好きです。
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