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クリストファー・プリースト『双生児』

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いつも読了後にタイトルがダブルミーニングであることを思い知らされるプリーストの最新作“The Separation”の邦訳。ここ3年ほどに出た小説の中で最も楽しんだ。ミステリ好き、SF好き、物語小説好き、すべての人が楽しめること間違いなし。言葉を叙述するという小説でなければ不可能で、プリーストだからこそ考えつくことができる技。今すぐ書店に走ってください。この2625円は、10倍も20倍も価値があります。読んでつまらなかったら私が定価で買い取ります。

吐き気がするくらいの現実崩壊感覚と、大きな力に飲み込まれて身動きがとれないけれど何となく安心できる感覚と、緻密で上質の小説を読んだときだけに味わうことのできるあの感覚が、大きく大きく押し寄せてきます。

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コメント

i様
おめでとうございます。部屋に置くと一層小ささが際立つでしょうね。インシュレーターを使うのが最善ですが、とりあえずは五十円玉の穴にパチンコ玉を乗せて、その上にpaige君を置くと良い音になると思います。前ふたつ、後ろひとつです。
PaigeといえばElaine PaigeとJennifer Paigeが有名だけど、その名もPaigeがおすすめです。
http://www.whatshewrote.com/pages/musicwhiskey.html
で、双生児は進んでいるのでしょうか……。

昨日スピーカー届きました!
でもって今朝繋ぎました。
かわいいかわいい。
名前はpaige君にしました。
ペイジと読ませます。
piegaのアナグラムです。

>LIN様
『奇術師』はトリックものなので何も考えずに読んでいけばいいです。想像力豊かな人だと、ラストはちょっとこわいかもしれませんが。初プリーストには向いていると思います。そういう意味ではおすすめです。文庫だし。でも『奇術師』と対で語られることの多い『魔法』のトリック(叙述です)に、私はとても驚愕しました。こっちの評判が奇術師よりも低いのは(私が検索した限りでは)、インターネットではトリックに気づいた人がひとりしかいない(解説も全てを語っていません)くらい余りにも上手く仕組まれているからだと思います。ほんとうの罠に気づかなくとも読み物として読めてしまうわけです。そこが、ラストに全てを種明かしする、巷にあふれる叙述トリックとは次元が違うところです。
好きな順は
双生児>逆転世界>魔法>奇術師
です。これは世間の評判と同じだと思います。
奇術師の評価が高いのはミステリとしてのような気がします。SFでは魔法のほうが高く、ガジェットてんこ盛りの純粋なSFである逆転世界は完全にそっちの読者しか読んでいないですね。
ミステリにおける謎解きとは異なる、小説の謎解きという希有な読み方ができる貴重な書き手です。SFであったりミステリであったりというのは、その謎を仕込むための装置に過ぎません。

>i様
プリーストでした。フットワークの軽さ、尊敬します。

予告されてから、どの作品なのか興味津々でした。
後で買って来ますw

『奇術師』が評判いいようなので、気になっている作家でした。
kotaさんは『奇術師』と『双生児』、どちらがオススメですか?
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