イタリア系。パリへ移る。クラシックではコンクールで第一位を獲りまくり、トロンボーンにも手を出していたこともありジャズに傾倒し、ピアソラと出会ってタンゴにも目覚めた。ミュゼット、ジャズ、タンゴを縦横無尽に行き来するリシャール。この「ソロ」は、そんな彼がピアソラの曲をひとりで演奏したアルバム。ピアソラの曲を何度も生まれ変わらせたリシャールだが、このアルバムでは誰の力も借りず、必要な箇所は多重録音で、正攻法のピアソラを奏でる。

「リシャール、私がタンゴで実現したのと同じことをミュゼットでやらなければならない」という在りし日に師ピアソラからかけられた言葉を今も胸に、リシャールは形式的なクラシックやジャズに見切りをつけ、前を進み続けている。風に吹かれた花のように、その音は私の心を震わせる。
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コメント

LIN様
ジャケットの男性はリシャールではなさそうですね。このアルバムはMILANというレーベルから再発されたものです。このレーベルは、こんな感じでオシャレなジャケットにしてしまうのが良し悪しです。印刷も凝っています。
“Ballet Tango”は私も好きです。組曲とも言えるので、iTunesでの試聴でどれくらい聴けるのか判りませんができれば全曲聴いてみていただきたいです。“Sunny's game”は「3つのプレリュード」のひとつで、その前の曲ふたつと切り離せません。
ミュゼットという単語にはさまざまな意味がありますが、この場合は20世紀前半に人気をはくし、今でも日本のテレビでパリといえばBGMに流れ出す、アコーディオンが中心となったパリの大衆音楽のことだと思います。ジャンルというか源流としてはタンゴもあるしワルツもロマもあるのではないでしょうかね。いろんな民族が集まったパリならではです。パリは今でもワールドミュージックの発信源として機能していますし。
cobaのベスト盤を持っていますが、収録曲すべてがCMや番組テーマソングで、なんだかすごいです。3月に結婚式の音楽係をしたときに、手紙を読むところで「おしゃれカンケイ」の中で手紙を読むときに流れる曲をかけたら、もう10年近く前に使われていた曲だというのにほとんどの人が反応していました。

このジャケットのかわいい男の子がRICHARD GALLIANO かと思ったら
RICHARD GALLIANO はおじさんなのですね(笑)
今、iTunesで試聴しているのですが、
私は“Ballet Tango”と“Sunny's game”が好きです。
ミュゼットってワルツのような音楽の形式のひとつかと思ったら
ミュゼットのために作曲された曲はすべてミュゼットなんですね。
RICHARD GALLIANO の“Waltz for Nicky”みたいな曲は
日本のcobaを思い出してしまいます。
(あの人、CM曲、作りすぎ)
アコーディオンを聴いていると無謀にも自分で演奏したくなってきちゃいますね。
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