■世界標準

ありません。それを目指すと、均質で(木と漆よりも)安定した素材になります。漆器は、その土地の風土と大きく関わっています。日本人の多いアメリカ西海岸は市場として狙い目なのですが、あれだけ乾燥していると、漆器は数年で変形してきます。変形しない「漆器」については、よくわかりません。また、ヨーロッパは漆と蒔絵に深い理解を持っていますが、アメリカでイベントを開催すると、遅々として進まない蒔絵(ちゃんとプロセスを見せようとしたら1か月かかるためイベントなんかでは土台無理な話なのでプロセスの極一部を見せるに過ぎないのだけれど漆絵を蒔絵だと言ってささっと描く実演をしている人もいるために漆絵を蒔絵だと思っている人が世の中には多い)の実演には人が寄り付かず、一瞬にして絵ができあがるシルクスクリーンに驚嘆します。漆器の修復を専門に手がける人は日本にはいませんが、ヨーロッパにはいます。密度が高くて脂肪分の多い樹木が生えている土地では、漆を塗る必要がないので無塗装の木のままで使います。
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