「FuD」3月号



発行するザウスマガジン社は金沢にあるのだけれど、これは福井中心の雑誌。「FuDが注目するクリエイター14人」というわけで、話をいただいたときに私は「クリエイターじゃないです」と言った。掲載を断られるのには慣れていないらしく申し訳ないことをした。誰を載せるのかうかがい、なるほどと思うところがあって承諾した。また、陶芸家も掲載になるため「クリエイター」の中でひとり浮くわけでもない。陶芸家がクリエイター呼ばわりされることをどう感じたのかは、知らない人なので解らない。
クリエイター特集なので横文字の肩書きをつけたがっていたが、漆器屋で何とか通していただいた。ありがたく思っている。放っておくと私はプロデューサーとかデザイナーとかになりがちだ。

いままで私は、顔写真の掲載をすべて断ってきた。ちゃんとした理由はあるのだけれど話すと長くなるので省略する。で、たいてい「そういうフォーマットですから」と、私はしぶしぶフレームに収まる。今まで「じゃあいいです」と言ったことは5回しかない。何と丸くなったものか。そして今回は、私の顧客層とは全くかぶらない雑誌だしクリエイター特集なので、かねてから一度やってみたかったことを実行した。キング・クリムゾンのアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」で顔を隠す。こんなの海外の美術館の図録ではできない。

取材にお越しいただいた方からロラン・バルトやミシェル・フーコーなどの名前が出てきて、予習もばっちりのようだった(これは取材の基本中の基本なのだしいまはGoogleで検索すれば済む話なのだけれど田舎ではおろそかになっている)。というわけでとても満足している。
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