ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX

【classic, early music】

Deutsche Harmonia Mundi 50th Anniversary Special BOX



ドイツ・ハルモニア・ムンディの50枚組CDボックスが届いた。
そこで私はどうしたか。

A:一枚目から順番に聴きはじめた。
B:聴きたいものから聴きはじめた。
C:ふつうのCDケース10枚ぶんに満たないコンパクトさに喜んだ。
D:抜けや間違いがないか検品した。
E:iTuneにとりこんだ。
F:iTuneにとりこみ、1枚ずつご近所に配って歩いた。
G:iTuneにとりこみ、さっそくヤフオクに出品した。
H:むしろiTuneにとりこまず、配ってまわった。

正解は、
塔をつくってみた。



たからものです(じゃあ遊ぶな)。
歌詞対訳をネットで探さなきゃ。

詳しい内容はこちら。と思ったら完売でデータがなくなっている。先日リンクを貼ったニュースもない。キャッシュも残っていないのでwebarchiveから引っぱり出そうかと思っていたら、それぞれのディスクに対応する単品CDというか、もともと売られていたCDへのリンクを貼っている方がネット上にいた。どこのどなたか知らないが、そのまめさに感謝し、ありがたく頂戴した。

Disc.01 ドゥランテとアストルガとペルゴレージ
Disc.02 J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集
Disc.03 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
Disc.04 J.S.バッハ:音楽の捧げ物 BWV.1079
Disc.05 J.S.バッハ:モテット BWV.225-230
Disc.06 J.S.バッハ:ロ短調ミサ BWV.232
Disc.07 J.S.バッハ:ロ短調ミサ BWV.232
Disc.08 ヴィヴァルディとJ.S.バッハ
Disc.09 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV.1007?1012
Disc.10 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV.1007?1012

Disc.11 知られざるスペイン・バロック
Disc.12 17世紀のチェロのための作品集
Disc.13 ビバー:レクイエム イ長調/スッテファーニ:スターバト・マーテル
Disc.14 ボッケリーニ:チェロ協奏曲とシンフォニア集
Disc.15 ブクステフーデ:室内楽作品集
Disc.16 カッチーニ:麗しのアマリッリ?新しい音楽
Disc.17 フランソワ・クープラン:室内楽作品集
Disc.18 ジャコモ・ファッコとヴィヴァルディ
Disc.19 アントニ・フォルクレイ:ヴィオール小品集とクラヴサン小品集
Disc.20 フレスコバルディ:音楽の花束 Vol.1 主日のミサ

Disc.21 フレスコバルディ:音楽の花束 Vol.2 聖母のミサ
Disc.22 グルック:オペラ・セレナード「中国人」
Disc.23 オルランド・ラッスス:モテットとミサ曲
Disc.24 オルランド・ラッスス:レクィエム、マニフィカト、モテット
Disc.25 アントニオ・デ・リテレス:歌劇「四大元素」
Disc.26 リュリ:ディヴェルティスマン集
Disc.27 マショーとペロティヌスとクラウズラと作者不詳
Disc.28 J.S.バッハ以前の聖トーマス教会のカントールの作品集
Disc.29 マラン・マレ:三重奏のための幻想的小品組曲集
Disc.30 モンテヴェルディと同時代のマドリガーレ集

Disc.31 モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
Disc.32 モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
Disc.33 パッヘルベルとJ.S.バッハ以前のバッハのモテット集
Disc.34 パレストリーナ:宗教合唱作品集
Disc.35 ペルゴレージ:歌劇「奥になった小間使い」
Disc.36 パーセルとヘンデル
Disc.37 無秩序の喜び?17世紀英国の2声部のコンソート
Disc.38 ラモー:歌劇「イポリートとアリシー」組曲
Disc.39 ラモー:歌劇「プラテー」「ダルダニュス」より管弦楽組曲
Disc.40 ラモー:バレエ付オペラ「ピグマリオン」

Disc.41 ルベル:表題付きトリオ・ソナタ全集
Disc.42 サント・コロンブ:「哀しみのトンボー」?ヴィオール作品集
Disc.43 アッレサンドロ・スカルラッティ:ソロ・カンタータ集
Disc.44 アレッサンドロ・スカルラッティ:ヨハネ受難曲
Disc.45 テレマン:木管楽器のための協奏曲集
Disc.46 ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」「海の嵐」「喜び」
Disc.47 ヴィヴァルディいろいろ
Disc.48 ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集
Disc.49 ゼレンカ:神の御子のミサ曲/聖母マリアのためのリタニア
Disc.50 ゼレンカ、ピゼンデル:シンフォニアと協奏曲集

この50CDがどれだけ破格かお解りいただけるかと思う。というよりも、こんな作曲家名と曲名では全然ぴんとこない(私とて大学の音楽史で聞いて以来の名前が何人かいる程度の人間である)、ふだん古楽を聴かない人こそ、1枚わずか106円のこれで古楽を知ってみるのはすてきな入り方だと思う。現代の楽器は音量を大きくするためだけに発展してきた。いわゆるクラシックを聴き慣れた人には、古楽器・ピリオド楽器の音色は線が細くて痩せていて不安定な印象を受けるかもしれない。でも、古楽の繊細さや典雅さ、静謐さから立ち上る儚い音色の美しさを知らないのはもったいない。なので、ふだんリリース情報などブログに書かないけれど、これは書いた。

バッハの「ゴールドベルク変奏曲」と「音楽の捧げ物」と「ミサ曲ロ短調」と「無伴奏チェロ組曲」や、モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」などは、肌の色を問わず、クラシックを聴かない人でも死ぬまでに一度は聴いておきたい決定的な名曲だ。絵画や彫刻や文芸の基本中の基本を体験しておくのと同じこと。この5つを単品で購入するだけで、このボックスの価格を超える。HMVもタワーもヤマチクもweb通販は売り切れた。だが、渋谷と新宿と吉祥寺ののタワーレコードにはまだあるらしい。関西のことは判らない。


ハルモニア・ムンディ・フランスのサイトはこちら


音楽といえば、大阪センチュリー交響楽団への補助金(年間4億円)の全額カットを、子だくさんの橋本知事が検討しているとニュースになった。そして「それはまずい! 文化が消える! クラシックは支援なくしてやっていけないのに!」とかなんとか言って、補助金カット撤回を求める署名を集めている。何とびっくり石川に住む私まで依頼された。この手のものは、協力しなかったら心のない悪人で文化に理解のない人間というレッテルを貼られがちだ。でも私は断った。なぜか。大阪には主に3つのオケがある。数字を比較してみる。

まず、年間総経費。
・大阪フィルハーモニー交響楽団 11.1億円
・大阪センチュリー交響楽団   7.5億円
・関西フィルハーモニー管弦楽団 3.7億円
これはまだいい。

次に、年間事業収入。
・大阪フィルハーモニー交響楽団 5.1億円
・大阪センチュリー交響楽団   1.6億円
・関西フィルハーモニー管弦楽団 2.3億円
あれ? なんか少なくないか? 金沢の3分の1じゃん。

そして、公的助成率。つまり、収入に占める補助金の割合。
・大阪フィルハーモニー交響楽団 25.2%
・大阪センチュリー交響楽団   72.4%
・関西フィルハーモニー管弦楽団 14.8%
おいおい、補助金をあてにした運営じゃないか。

で、楽員の平均年収。
・大阪フィルハーモニー交響楽団 570万円
・大阪センチュリー交響楽団   490万円
・関西フィルハーモニー管弦楽団 220万円
うーん。むしろ センチュリーよりも関フィルを支援すべきでは。
いくらセンチュリーが府のオーケストラとはいえ。

最後に、事務局員の平均年収。
・大阪フィルハーモニー交響楽団 500万円
・大阪センチュリー交響楽団   594万円
・関西フィルハーモニー管弦楽団 225万円
なんだそりゃ……公務員なのでしょうか。

「日本のオーケストラ2003?賃金労働条件等実態一覧」より

この資料(pdfです)のP15に、全国のオーケストラの補助金や賃金などの一覧がある。

これを踏まえてどう考えるのかは人それぞれ。
私は、知事の目のつけどころが正しいと判断した。
だから署名活動に協力はできなかった。
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コメント

非公開コメント様
入手できてよかったですね。
少しでもお役に立てたならうれしいです。

笛の踊り様
はじめまして。
ブルックナー 交響曲第八番の
ヨッフムとヴァントの間のどこかです。
計っていないので正確なところは判りかねます。
ご了承くださいませ。


奈々氏の笛の踊り様
ありがとうございます。
塔黄色とはTOWER RECORDSの黄色のことでしょうか。
黄色は警戒色でございます。危機感を煽っても、
見る人を不安にさせるだけのような気がいたします。
ところで話は変わりますが、なぜTOWER RECORDSは
日本だとタワーレコー「ド」なのか常々疑問に感じております。

見事な塔ですね。どうせなら、バックは白ではなく、「塔黄色」でやれば、さらに見栄えがしたような気が…。

はじめまして。
お見事な塔の製作所要時間を教えてください。
非公開コメント