漆塗りのウッドコーンスピーカー


これ

こうなって


こうなって


こうなって


こうなる。


このスピーカーは、音が出るウーファー部分に「ウッドコーン」なる、木を使っている。まあ紙も木なんだけれど。とはいっても音色は全く違う。古楽器の音色が濃い。サイズがサイズなので低音が致命的なくらいに出ないし、高音も意外と伸びない。オーケストラどころか室内楽でも苦しそうである。でも、これで聴いていると、まあこれでもいいかという気になってくることも、聴く音楽によってはたまにある。木でしか出せない音色がフルレンジで出てくるからだ。うちの2階にある接客スペースのBGM用というかハッタリに使うので、お越しになれば聴くことができます。でもほんとは、書斎や寝室の小さなオーディオ、という感じですね。


i様のアイデアをいただき、五円玉の真ん中にビー玉を置いて、その上にスピーカー。


これは「漆器」ではないのだけれど、ブログのどのカテゴリにするのがいちばんおかしくないのか悩んでしまい、このカテゴリにしました。カテゴリも私が作ったというのに。もちろん、スピーカーを塗るのは承っています(分解と組み立ては受けつけておりません)。この場合は、特別な工具なしで誰でも組み立てることができるキットなので、私でも組み立てることができました。「組み立てる」と「作る」は違います。

「水と空気以外には何でも印刷する」と、むかし大日本印刷の人から聞いたことがあります。彼らは水と空気にも印刷しはじめましたが。漆も、水と空気以外に塗ることはできます。塗装のひとつなわけですから。それが合うというか、漆にする必然性があるなら漆がいいです。私のこれは、安価なスピーカーによくある木目が印刷されたビニール貼りや突板なんて絶対いやだ、そんなの部屋に置きたくない、という理由からです。音のことは考えていません。もし仮に漆塗りで音質が向上するなら、既に市販化されています。世界中のスピーカーが漆塗りになっているはずです。そうではないということは、そういうことです。

塗ったのは、紫外線に強いMR3です。塗った回数は3回。木地呂塗りといえなくもないかもしれない、という感じです。で、塗りあがってから3か月、日当たりの良いところにわざと放置しました。ほんとうにMR3はUVで劣化しないのかを自分で検証するためです。その差が、下から2番目と3番目の画像の差です。だいたいこんな感じです。ちなみに、色の濃さは樹種によっても変わってきます。このスピーカー、日本ビクターのSX-WD1KTはチェリーです。
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