電動歯ブラシ ソラデーリズム



遠くからお越しになる方が手土産で持ってきてくださるのは、お菓子かお酒が多い。もちろん手ぶらでも、遠くからお越しになったという事実一点のみで、とても嬉しい。心の底から嬉しい。なので何か必ず持参しろと言っているわけではない。それはともかく、今年の三月、神戸よりお越しになった方が、電動歯ブラシをくれた。
その方はその歯ブラシをネットワークビジネスでも卸売りしているわけでも回し者でも何でもなく、単に良いものだから人に勧めているとのことで、そういう利害の全くない「おすすめのもの」は本当に優れものでお勧めしているわけだから、間違いがない。しかもその方は田舎のゴリラのような私とは大違いの、一般的には所在地も電話番号も公開していないサロンを主宰していて、イギリスのアンティークを紹介しているそうで、そんなハイソなライフの方が選んだものなら、ほんとうに間違いがない。頭のてっぺんから爪先まで身だしなみへの気配りが全身くまなく行き届いているのが、ハイソなのだから。少し説明していただいて、あとは実際に使ってみれば判るだろうと思ったので、私は私の所有物において電池を使うものは単三電池に統一していて、サンヨー時代のエネループも単三しか所有していないのだが、これは単四を使うものなので、前はいつ購入したのかも思い出せない単四電池を購入し、その日の夜に使ってみた。そして、使い始めてから約一か月が過ぎた。

で、これは素晴らしいと体感実感したので、ご紹介している次第でございます。

一口に歯(と歯茎)の健康を保つといっても、幾つかの側面がある。大きく分けると、歯垢除去、虫歯予防、歯茎の健康、歯の色、である。意外と自覚のない人が多いのは、歯の黄ばみ。煙草を吸う人はヤニで黄色くなったり茶色くなったりしがちなので気をつけている。むしろ煙草を吸わない人でコーヒーや紅茶を常飲している人の中に、ステインによって歯全体が黄ばんでいる人をたまに見かける。それをどうするかという解決策は三つ。歯ブラシを超音波にするか、ステインを除去する歯磨粉(チューブ)を使うか、歯医者へ行ってクリーニングするか、である。私はステインを除去する歯磨きを数年前から使っており、現在はライオンのブリリアントモアに落ち着いていた。この手の歯磨きとしては廉価なほうで、かなり黄色い歯でもこれを1本使い切るころに白さを取り戻し、何も気にせず笑える。もちろん、1回2回では白くならない。すぐに白い歯を取り戻したい即物的な方は、歯医者へ行くのがいい。あるいは美容歯科や審美歯科に分類される「クリニック」へ行くのがいい。汚れたらクリーニングするか、汚れないように毎日手入れするかの違いである。

電動歯ブラシは15年ほど前に一度だけ使っていたことがあり、でも電気を消費するのが嫌で、使わなくなった。以来、豚毛や馬毛など、歯ブラシ選びは毛の種類でしか選ばなくなった。天然繊維というか、天然の獣毛の中でしか。それから15年。ちょうど私は昨年から電動歯ブラシに再び興味を持ち始め、いろいろと比較検討して、超音波で歯の表面をきれいにするものの中で、フィリップスのソニックケアーとかいう18,000円くらいのものが「ちょうどいい」かな、と思い始めていた。そんなタイミングで電動歯ブラシをくださるとは、神戸の方は超能力者か何かと私は私の心の中で少し驚いた。

私は歯並びが良くないし前歯が欠けていてそこに差し歯を被せることもなく、つまり「美しくない」歯で生活している。歳相応に歯茎も痩せてきている。でも、だからこそ、日々の歯磨きは丁寧にしなければならない。ソラデーリズムを知ってしまったら、豚毛か馬毛かで歯ブラシを選ぶのは原始時代のようなものだと強く感じるし、ポピュラーなメーカーやブランドの電動歯ブラシが何の特性もないただの「電気を動力源にして動く歯ブラシ」としか思えなくなる。歯が、つるつるのぴかぴかになる。やることといえば、毛先を歯や歯茎に当てるだけ。1分間で18,000回も動いてくれるので、その動きにまかせておけばいい。余計な力など入れないほうがいいし、せっかく動いている電動歯ブラシを大きく動かしても無意味である。また、かつての電動歯ブラシと異なり、超音波タイプは動きが少ない。なので「ゴシゴシ磨いている」実感が少なく物足りないかもしれないが、この物足りなさこそが超音波であり、磨き終わって口の中をすすいでみれば判る。もし判らないならば、何を使っても同じだ。

毛先とは反対側に、ソーラーパネルがついている。それを動力源にして、何らかの作用が起きているらしい。詳しいことは判らない。酸化チタンの半導体と超音波によって、歯の表面に付着した色んなものを除去するらしい。さらに、歯を溶かす原因である乳酸を分解する。電子がマイナスなのだ。言ってる私がよく分かってないのだけれど。ただ、使えば判る。超音波を謳った電動歯ブラシは巷にも沢山ある。でもソラデーリズムは、さらにベールを一枚なくしたような晴れやかさ、澄み切り具合なのだ。



室内の照明で充電できるそうで、私は私の非常に狭いねぐらに置いている。スタンドがついていて、そりゃまあ当然それに挿して立てる。なんだかんだいって、これが最も清潔な保管方法だ。ソーラーパネルを塞がぬよう、スタンドは透明。毛先は「ふつう」と「やわらかめ」の二種類。神戸の方はご丁寧なことに「やわらかめ」がセットされたものと、替えの「ふつう」もくれた。両方使ってみて、どっちが向いているか選べば良い。なんというホスピタリティであろうか。これぞハイソなおもてなしでございます。よくわからないけれど。



ちなみに、食事した直後に歯を磨くのは、歯に悪い。酸性に傾いているときに界面活性剤で歯の表面を擦れば、歯の表面が削れるからだ。そんな基本的なことくらいみんな知ってると思って生きてきたのだが、いまだに時折そういう人を見かけるので、改めて書き記しておきます。人と接する仕事をしていて「エチケット」としてランチのニオイを消すためなのかもしれないが、もし、その食事直後の歯磨きが、虫歯予防でなく口臭予防ならば、マウスウォッシュのほうがいい。そして、水でうがいをしたり、唾液をたくさん分泌すればいい。唾液がたくさん出ていれば、口臭は強くならない。そしてもちろん何を食べたかによって口臭あるいは胃から食道を通って放たれるニオイは決まる。もっと言えば、毛穴から出る体臭も、食べるものによってニオイの傾向は変わる。

歯の再石灰化を促すためにも、食事直後の歯磨きは、やめたほうがいい。また、歯磨き粉を使うなら、すぐに水で口内をすすいで歯磨き粉の存在を口の中から消し去るのではなく、しばらくそのまま何分か口内に滞在させたほうがいい。そのほうが再石灰化する。私は、そんなまんじりともしない微妙な時間を無為に過ごすのも嫌なので、シャワーを浴びながら歯磨きして、頭と顔を洗っている間、歯磨き粉を口の中にとどめ、特に「いつまで」とは決めてはいないけれど、適当なタイミングで口を開けてシャワーで口の中をすすぐ。

ほうれい線が気になる人や、頬のたるみや顎のラインが崩れかかっている人に効果的な運動がひとつある。運動というほどのものでもないが。舌を、歯と歯茎の境目に沿って、ぐるぐる回す。右回りで20回、左回りで20回。最初はかなり舌だか顎だかが痛いかもしれない。痛いなら、それだけ、ふだん使っていない。使っていないので、たるむ。それでまあ舌を回転していれば歯にも舌が触れるわけで、歯がつるつるか否か判るわけで、気がつくと無意識にやっているような癖になっちゃうのは流石にあれだが、思い出したときにやってみると歯と歯茎のチェックにもなって良い。

マウスウォッシュで口をすすいで、ソラデーリズムにブリリアントモアをほんの少しだけつけて(歯磨き粉は使っても使わなくてもいいと説明書に書いてある)歯磨きして、糸ようじ(デンタルフロス)で歯と歯の間を掃除する。最後に水ですすぐ。これが今の流れ。歯間ブラシは使っていない。ただ、ソラデーリズムで歯磨きすると、糸ようじで歯と歯の間をぐりぐりやっても、何も取り除かれた感がない。むしろ今ではそれを確認するために糸ようじを使っているようなものだ。それくらい、ソラデーリズムは、落とせる。

値段も、大手メーカーの上位機種に比べると一桁少ない6,000円ほど。これは、すごいことです。大手メーカーの名の知れたものよりも高性能なのに、桁違いに廉価なのですから。絶対的におすすめの歯ブラシ。私はこれのためだけに新しいエネループの単四を購入しようかとすら考え始めている。

以上是三千五百三十六字也

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